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店舗紹介文の再構成



なぜBOQUERIAの紹介文をリニューアルしたのか

こんにちは、BOQUERIA 店主の松本です。 今回は、ホームページやGoogleなどに掲載している「店舗紹介文」を全面的に見直した理由と、その背景についてまとめてみたいと思います。

お客様にとっても、同業者の方にとっても、今後何かの参考になれば嬉しいです。


きっかけはレビューとすれ違い

当店では、真空調理や急速冷凍などの技術を活用し、仕込みの段階で味を完成させる“準備の料理”を大切にしています。 また、厨房から接客まで店主一人で完結できるよう、導線やオペレーションも徹底的に設計しています。

しかし実際には、

  • 「冷凍なのに高い」

  • 「一人で回していて不安」 といった趣旨のレビューも散見されました。

これらは決して悪意ではなく、“伝わっていなかった”ということ。 そこで、表現の見直しと構成の整理を決めました。


どんな考えで見直したのか

見直しの軸としたのは、

  • 説明しすぎないが、誤解されないこと

  • 難しい言葉を使わずに、専門性と誠実さを感じられること

  • 料理・設計・空間それぞれの意味をきちんと伝えること

また、GoogleやInstagram、X(旧Twitter)など、媒体ごとに最適な長さ・トーンにも調整しました。


実際にやったこと

  • レビューを整理し、誤解されやすいポイントを洗い出し

  • 紹介文を4セクションに再構成(哲学/設計/空間/料理)

  • 導線として「読む気になる」構成とタイトルに変更

  • SNS用テキスト・投稿・予約導線も整備


リニューアルの効果(予測)

観点

リニューアルした場合

リニューアルしない場合

来店前の不安解消

正確な情報が伝わり、不安や誤解が減る

誤解がレビューに頼って残る

レビューの質

内容あるレビューが増える

的外れな低評価が残る

リピート率

共感した顧客が再来店しやすい

誤解されたまま離脱する可能性が高い

新規顧客の獲得効率

整理された情報で効率的な集客が可能

紹介・広告の効果が限定的になる

価格への納得感

背景が伝わりやすく、納得されやすい

「高い」と感じるリスクがある

ブランドの印象

丁寧で一貫した印象が強化される

伝え方にばらつきが出る

媒体別情報の統一感

SNS・HPなどで説明が揃う

情報の整合性が取れない

スタッフ・関係者の説明

紹介や採用時の説明がしやすくなる

店主に依存し、属人的になる

ポジティブへの転換がもたらしたもの

今回の取り組みで特に意味があったのは、ネガティブに見えるレビューを“問題”ではなく“資源”として捉え直せたことです。

一見マイナスに思える声も、適切に向き合い、伝え方や構造を見直すことで、むしろブランドを強くする材料になります。

「冷凍なのに高い」「一人営業が不安」といった指摘も、 その背景にある誠実な姿勢や仕組みを見える化することで、納得や共感につながるエネルギーに変換できました。

ネガティブな反応を排除するのではなく、再構成し、正しく流す。 これは、店舗運営においても非常に重要な技術の一つだと改めて感じています。


まとめと今後に向けて

「何を伝えるか」だけでなく、「どう伝えるか」が今後ますます重要になる時代です。 今回の取り組みは、売上や集客だけでなく、“BOQUERIAという店の考え方”を外に示すための土台づくりでもありました。

今後は、

  • 価格と価値の伝え方(メニュー構成や表記)

  • 採用における共感形成(想いに共感する人材)

  • 商品ごとのストーリー化(物販・ギフト展開)

などにもつなげていきたいと考えています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


このリニューアルに使ったツールと気づき

本記事の構成・文章作成・レビュー分析・比較表作成には、OpenAIのChatGPT(GPT-4 Turbo)を活用しました。

  • 専門的な視点を持ちながらも、第三者目線での言語化や情報整理ができること

  • 媒体ごとの最適化や構成案のブレストに対応できること

  • データ整理や可視化(表形式)までワンストップで支援できること

以上の理由から、今回のような表現・設計のリニューアルにおいて、非常に有効なツールとなりました。

さらに大きな気づきとして、「重要な判断や感情が動きやすい場面ほど、AIに一度預ける」という選択が、結果的に冷静で構造的なアウトプットにつながるということがありました。

ネガティブなレビューや評価に対しても、自分の感情をそのまま反応として返すのではなく、一度AIとのやり取りを通して整理することで、本質的な課題に向き合えたり、誤解を言語化したうえで再構築できたりします。

最終的な意思決定や言葉選びは自分自身が担いながら、整える作業をAIに任せる——そのバランスが非常に有効だったと実感しています。


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