★1レビューが消せないなら、売上に変えてしまえ。
- BOQUERIA
- 4 日前
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── BOQUERIA式・レビュー再設計メソッド
※この記事は、前回の記事「店舗紹介文の再構成」の続編です。前回は“伝えたい想いをどう言語化するか”にフォーカスしましたが、今回は実際のレビューをどう受け止め、どのように再設計したのか、その実践をまとめています。
はじめに:そのレビュー、削除したいですか?
誰にでも経験があるはずです。納得のいかない低評価レビュー。 説明不足、文脈の欠落、意図が伝わらないまま「冷凍食品だった」「一人営業なんて非常識」など、誤解を生んだまま評価だけが残ってしまう。
正直、お金を払ってでも消したい。そう思うのは当然です。でも──それができないのなら?
“伝わらなかったレビュー”を、伝え直すチャンスにする。
これが、BOQUERIAが実践してきたレビュー対応の本質です。
※なお、誹謗中傷や営業妨害など、明確な悪意ある書き込みは本記事の対象外です。そうしたケースは、Googleへの通報や法的措置など、別の対処が必要です。
STEP 1:レビューは評価じゃない、“ズレの可視化”である
★1レビューに傷ついた夜。でも、怒りや否定ではなく、ある問いから始めました。
「本当に、この人は“間違ってる”だけだったのか?」
見えてきたのは、“事実”と“伝わり方”のズレ。
仕込みに何時間もかけた料理 → 「冷凍食品のようだった」
店主の丁寧な導線設計 → 「一人で回してるなんて非常識」
この違和感を「ズレ」として捉えたことで、視点が大きく変わりました。
STEP 2:整え直す。レビューから「伝え方の構造」へ
レビューは削除できません。でも、「レビューが生まれた背景」は再設計できます。
私たちが実践したのは、**“伝え方の定数化”**です。以下のようなフレームで、レビューの違和感を構造的に整理しました:
ステップ | 主な問い | 例 |
STEP 1 | 何が起きたか? | ★2レビュー、冷凍と言われた |
STEP 2 | なぜ引っかかったのか? | 準備してたのに伝わっていない |
STEP 3 | どこにズレがあったか? | 表現や説明が不足していた |
STEP 4 | どこをどう整えるか? | 紹介文の見直し、説明の工夫 |
STEP 5 | 本当に伝えたいことは? | 手間、誠実さ、素材への敬意 |
この問いの構造によって、紹介文・SNS・店内表示・接客の言葉まで、伝達全体を見直すことができました。
STEP 3:伝え方を“見せる”から“滲ませる”へ
「俺は見えなくてもいい」──そう思うようになってからも、料理・空間・音楽・所作のどこかに、自分の熱は滲んでしまうものです。
大切なのは、整えておくこと。見られたとき、ブレないように。
音楽でいえばグルーヴ、料理でいえば余白、言葉でいえば余韻。伝えるのではなく、“伝わってしまう”構造を作る。
それを、紹介文やレビュー返信、カウンター越しの一言に仕込むようになりました。
STEP 4:レビューが売上をつくりはじめた
驚いたのは、その変化が“売上”にも結びついてきたことです。
高評価レビューが増えた
SNSやGoogle経由の来店が増加
常連客が「あなたの考えがすごく好きです」と言い始めた
レビューに感情で応えるのではなく、設計で応えることで、“信頼”と“売上”の両方が戻ってきた実感がありました。
なお、高評価レビューも重要な分析素材です。
「どんな表現が刺さったのか」
「どの価値が伝わったとき、人はリピーターになるのか」
これらは“伝わったレビュー”として、伝え方の最適化に大きく役立ちます。
まとめ:レビューを「食わせる」視点へ
最初は「削除したい」と思っていたレビューも、今では「養分」だと感じるようになりました。
レビューは、問いで応えると設計になる。設計された伝え方は、やがて“売上”を生む構造になる。
もし、あなたがレビューに悩んでいるなら──怒りや我慢ではなく、「問いの構造」で整える方法があります。
削除ではなく、変換する。BOQUERIAの実践は、同じように悩む誰かのヒントになると信じています。
🧠 ChatGPTで使える「レビュー変換サポートGPT」も公開中
📖 note版はこちら → https://note.com/lofty_lily5898/n/n3f774bb34f44
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